東京タワーのクリスマス、年末は超人気

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東京タワーは、老若男女に人気があります。
嫌いな人はいなんじゃないか?
東京タワーには、都市伝説があります。
その伝説にヒントを得て、今、
すばらしい、音と光のライティング・ショーが
行われています。
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日本電波塔株式会社という社名は知らなくても、「東京タワー」は日本人のほとんどが知る。その知名度は抜群で、客層は老若男女を問わない。一般には公益法人と思われがちだが、50年の歴史を持つ民間企業(資本金12億円)である。

 東京タワーは不死鳥のように、特に2002年から人気が上昇中だ。東京タワーの大展望台(150メートル)、特別展望台(250メートル)はいまや都内一の高さではない。それでも若者を中心に人気がある。人気の秘密はなにか。どんなコンセプトや仕掛けがあるのか。クリスマス、年末・年始のイベントの企画力のなかに、秘密のカギはあると推測できた。

 日本電波塔に取材を申し込んだ。営業企画室の澤田健さんから話を聞くことができた。12月1日からはじまった、音と光のライティング・ショーは超人気だ。同月25日まで毎晩、実施される壮大なイベント。澤田さんにはまずこの企画の発端とか、着想とかを聞いてみた。

 「東京タワーはふだん午前零時にライトを消します。消えた瞬間を恋人といっしょにみると、永遠に幸せになれる、という都市伝説は、全国に知れ渡っているようです。毎晩のように、数十組のカップルが来て、見上げていました。333メートルの光が一瞬に消えると、ウォーと、どよめきが起こるんです。たしかに、その瞬間は迫力があります。それはこの一瞬にしか見られない、東京タワーの一つの表情なのです」と澤田さんが語る。

 都市伝説がいつ生まれたのか。根拠すらも明確でない。「私たちは、深夜零時にしか見られない、若者のラブ・ストーリーに着眼したのです。東京タワーの灯(あか)りを午後8時にいったん30分間消す。そして、クリスマス・ライトダウンストーリーというイベントとして売り出す、と決めました」。単に消すだけでは、さしてイベントにはならない。同社ではいろいろ企画を練ったという。

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 「クリスマスにはカップルで東京タワーにきて、より仲良くなってもらいたい。このモチーフから30分のショーの間、BGMに合わせ、タワーの大展望台に、ピンクのハートライトを浮かべてみました。『ハートが可愛い』とたちまち評判となりました」と話す。

 物事はひとつだけでは、すぐさま飽きられてしまう。仕掛けには重層化が必要だ。同社ではこの鉄則を貫いている。「タワーの足元と展望台の間を結び、フラッシュライトを点滅させました。これは迫力があります」と語る。さらには、『エイジアエンジニア』がプロデュースしたオリジナルBGM(クリスマスソング)をタワー周辺と展望台に流し、ムードを高めている。3種の照明が織り成す『光と音』のライティング・ショーだ。(荒天、強風は中止もあり)。

 22日から25日の4日間は一段とクリスマスムードを盛り上げるために、夜8時のほかに6時、9時半と1日3回実施される。こうした木目細かい対応ができる。それが同社の強みのひとつといえるだろう。

 「企画段階では若者向けでしたが、実際には家族連れの方もたくさん観にきています。『クリスマス・ライトダウンストーリー』は壮大なショーなので、カップルだけでなく、ファミリー層も、キャアキャア言いながら観てもらっています」と話す。

 若者の都市伝説を大イベントに変えてしまう。この柔軟な発想が、半世紀の伝統をもつ日本電波塔を再上昇させた秘訣(ひけつ)につながっているようだ。≫芸能ニュースranking

【PJ 2007年12月18日】


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